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公表論文> 論文> iBeaconを用いた位置推定における人体の影響による誤差の軽減

英語タイトル Considering the Effect of a Human Body for Position Estimation Using iBeacon
日本語タイトル iBeaconを用いた位置推定における人体の影響による誤差の軽減
著者
  1. Takayuki Miyazaki(宮崎 喬行)
  2. Makita Takehiro(牧田 岳大)
  3. Kenichi Takahashi(高橋 健一)
  4. Takao Kawamura(川村 尚生)
  5. Kazunori Sugahara(菅原 一孔)
論文誌 IPSJ Journal / 情報処理学会論文誌
63
1
ページ pp. 182-193
出版年 2022年1月
概要 近年,屋内外の位置情報が様々なサービスで利用されている.屋外の位置情報を利用したサービスの多くはGPS(Global Positioning System)を利用している.しかし,GPSは人工衛星からの電波が届きにくい屋内では正確に位置を推定することができない.そこで,様々な屋内位置推定手法が提案されている.その中の1つにiBeacon規格のビーコンの電波強度を利用した屋内位置推定手法が存在する.iBeaconは小型,低消費電力で長時間の稼働が可能であり,導入コストが低いという特徴がある.しかし,様々な環境条件の影響を受け推定位置の誤差が大きいという問題がある.ビーコンの電波は2.4GHz帯を使用しており,誤差の原因の1つとして人体の影響を受けることが分かっている.人体を通過したビーコンの電波は大きく減衰し,推定位置に誤差が生じる.そこで本研究では,直前の推定位置からの移動距離と移動方向をもとに位置を推定することで人体の影響による推定位置の誤差を軽減する.
ファイル BibTeX