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スケジューリングによる待機電力削減機能を持つ多機能コンセントの開発
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英語タイトル
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Multifunctional Electrical Outlet With Scheduling Functions to Reduce Standby Power Consumption
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日本語タイトル
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スケジューリングによる待機電力削減機能を持つ多機能コンセントの開発
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著者
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- Hiroshi Akeyama(明山 寛史)
- Takao Kawamura(川村 尚生)
- Toshihiko Sasama(笹間 俊彦)
- Kazunori Sugahara(菅原 一孔)
- Takeshi Saitoh(齊藤 剛史)
- Ryousuke Konisi(小西 亮介)
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論文誌
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IPSJ Journal / 情報処理学会論文誌
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巻
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51
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号
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12
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ページ
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pp. 2287-2297
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出版年
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2010年12月
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概要
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近年,遠隔地からの状態確認や,制御を目的とした通信機能を実装した電気製品の開発が試みられている.しかし,この試みはその緒についたばかりであり,すでに利用されている大半の既存の電気製品を制御する手法についての提案は数少ない.そこで我々は,電気製品の通電制御を主たる目的とした「多機能コンセント」と呼ぶ通信機能を持ったコンセントを提案する.多機能コンセントには,それに接続された電気製品の電力供給をON/OFFする機能や消費電力を測定記録する機能,RFIDタグを利用した接続機器の識別機能などが実装されている.本稿では,多機能コンセントによる電力供給機能を用いて,電気製品が電源OFF時でも消費する待機電力の削減手法について述べる.削減手法として,利用者が簡便に行うためのスケジューリング機能や,接続機器の使用状況によりスケジュールの実行を自動延長する機能を開発した.この多機能コンセント27台を用いて,18名が在籍する事務所で実環境実験を行った.その結果,年間総電力の19%の電力が削減できることがわかり,本システムによりエネルギー資源の節約が行えることが確認できた.
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ファイル
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BibTeX
PDF
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