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公表論文> 論文> 場の概念を持つモバイルエージェントフレームワークについて

英語タイトル Development of a Mobile Agent Framework with a Concept of a Field
日本語タイトル 場の概念を持つモバイルエージェントフレームワークについて
著者
  1. Shin Kinoshita(木下 慎)
  2. Shintaro Yamane(山根 慎太郎)
  3. Takao Kawamura(川村 尚生)
  4. Kazunori Sugahara(菅原 一孔)
論文誌 情報処理学会研究報告
45
SIG 5(PRO 21)
ページ
出版年 2003年8月
概要 分散環境で有効なソフトウェアアーキテクチャとして,モバイルエージェントシステムが注目されている.これまでモバイルエージェントシステムを構築するためのフレームワークが提案されているが,エージェント間コミュニケーション,ホスト間移動,移動先ホスト上のデータやプログラムの利用を簡潔かつ用意に記述できるような仕組を備えたものはない. 我々は場という概念を用いたモバイルエージェントフレームワークMaglogをJava環境に実装した.MaglogはPrologに基づき,Prolog節を格納するための場とよばれるオブジェクトがエージェントサーバ内に用意されている. Maglogにおけるエージェントは一つのPrologインタープリタであり,エージェントサーバ内のスレッドとして動作する.エージェントはJava RMIを用いることでネットワーク上にあるエージェントサーバ間を移動することができる.エージェントはProlog節を場に追加,削除することができ,場を介して他のエージェントと情報交換する.また,Prologではデータとプログラムが区別されないため,場をライブラリとしても利用できる. 本発表ではMaglogについて説明し,Maglogによって効率的なモバイルエージェントを簡潔かつ自然に記述できることを示す.
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