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公表論文> 論文> 不愉快を用いた動機づけによる入力促進システム

日本語タイトル 不愉快を用いた動機づけによる入力促進システム
著者
  1. Rui Yoshida(吉田 塁)
  2. Teppei Kawakami(川上 鉄平)
  3. Kenichi Takahashi(高橋 健一)
  4. Takao Kawamura(川村 尚生)
  5. Kazunori Sugahara(菅原 一孔)
論文誌 Proceedings of the Joint Agent Workshops and Symposium (JAWS 2015) / 合同エージェントワークショップ&シンポジウム2015(JAWS-2015)
ページ
出版年 2015年8月
概要 会議日程調整などの期限までに入力を必要とするシステムにおいて入力が行われないがために調整が遅れるといったことが発生する.これは,通知に気付かない,通知の存在を忘れる,通知を無視するなどの原因によって引き起こされる.そこで本論文では,動機づけの観点からなぜ入力が行われないのかを分析し,ユーザに対してネガティブな動機を与えることで入力を促すシステムを提案する.動機を与えるための方法としては,作業の妨害やプレッシャーなどのユーザの不愉快を引き起こす通知を用いる.これにより,ユーザは不愉快を避けるために入力を行うようになる.また,不愉快の度合いを段階的に強くすることにより,入力を怠ったユーザに対してのみ強い不愉快を与える.その結果,入力を行わないユーザに対してだけ不愉快を与え,期日までの入力を促進することができる.本システムを用いて予備実験を行った結果,入力促進の効果が見込めそうなことが確かめられた.
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