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公表論文> 論文> チューナブルアンテナのための通信感度調整制御

英語タイトル A Method to Adjust the Sensitivity of Tunable Antenna
日本語タイトル チューナブルアンテナのための通信感度調整制御
著者
  1. Takeshi Yamane(山根 丈史)
  2. Kenichi Takahashi(高橋 健一)
  3. Takao Kawamura(川村 尚生)
  4. Kazunori Sugahara(菅原 一孔)
論文誌 IPSJ Journal / 情報処理学会論文誌
54
1
ページ pp. 81-90
出版年 2013年1月
概要 モバイル通信端末の小型化に伴い,アンテナの小型化が求められている. 一方で新たな通信規格への対応やスマートフォンを代表とする多機能化により,幅広い周波数帯で利用可能なアンテナが必要とされている. そこで,広帯域で高感度化することが可能なチューナブルアンテナが開発された. チューナブルアンテナでは,アンテナの長さを電気的に切り替えることで,感度良く通信可能な周波数を変化させることができる. これにより,幅広い周波数帯域で感度良く通信することを可能としている. そこで,本稿ではチューナブルアンテナを用いて常に効率的な通信を行うための感度調整制御手法を提案する. 本提案手法では黄金分割探索法を利用した極値探索による効率的な感度調整を実現する. しかし,黄金分割探索法だけでは測定誤差による極値探索の失敗が発生する. そこで,測定誤差が発生したとしても極値探索が成功する範囲の特定を行う. このことで,極値探索の失敗を防ぎつつ,感度調整することを可能とする. また,周波数の変動や外乱の影響により,チューナブルアンテナの感度は変化する. そこで,予め観測した予測データを利用することで,周波数の変動や外乱による感度の変化に効率的に対応する仕組みを実現する.
ファイル BibTeX