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公表論文> 論文> バス乗り換え案内システムにおける経路探索用ネットワーク構築の高速化

英語タイトル Speed up to construct network for system of bus transfer guide
日本語タイトル バス乗り換え案内システムにおける経路探索用ネットワーク構築の高速化
著者
  1. Hiroto Hayakawa(早川 寛人)
  2. Toshihiko Sasama(笹間 俊彦)
  3. Takao Kawamura(川村 尚生)
  4. Kazunori Sugahara(菅原 一孔)
論文誌 電気・情報関連学会中国支部第67回連合大会講演論文集
ページ pp. R16-25-22
出版年 2016年10月
概要 近年,路線バスの利用者数は減少傾向にある.しかし,路線バスは自家用車等の移動手段を持たない人々にとって重要な交通機関である.そこで我々は路線バスの利便性向上のため,公共交通機関利用援助システム(以下バスネット)を開発している.バスネットは,出発地点と目的地点を指定することで路線バスや鉄道などの交通機関を利用した適切な経路を検出し,利用者に提示するシステムである.現在は鳥取県と島根県の路線バス,鉄道を対象として運用している.バスネットの経路探索に用いられるネットワークは,バス停を節,バス移動や徒歩移動によるバス停間の移動を辺としたものである.このネットワークはデータベースに入力された各バス停の時刻表や座標データから構築される.データベースの情報は,それぞれの路線バス業者が独自に入力を行う.そして,データベースの変更が行われた翌日の早朝に新しいネットワークを構築し,バスネットの経路探索に反映される.ネットワーク構築の際には,祝日などの特別なダイヤに対応するため,通常運行用のネットワークに加えて特別運行用のネットワークも複数構築する.しかし,従来のネットワーク構築プログラムは,全てのネットワークの構築が1 日で完了せず,データベース更新の翌日中に運行状況の更新が間に合わない場合があった.この問題を解決するため,本研究では,ネットワーク構築プログラムのチューニングと,ネットワークの分割構築という2 つの方法を用いて高速化を行った.
ファイル BibTeX