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公表論文> 論文> バスネットワークのための実用的な経路探索システム

英語タイトル Practical Path Planning System for Bus Network
日本語タイトル バスネットワークのための実用的な経路探索システム
著者
  1. Takao Kawamura(川村 尚生)
  2. Kazunori Sugahara(菅原 一孔)
論文誌 IPSJ Journal / 情報処理学会論文誌
48
2
ページ pp. 780-790
出版年 2007年2月
概要 我々が先に報告した,徒歩移動を考慮したバス経路探索システムが出力する経路は,必ず所要時間最短ではあるものの,(1)乗り換えが不必要に多い,(2)乗車時間が不必要に長い,(3)好ましくない徒歩移動を含む,等の非実用的なものになる場合があった.そこで,節に到着した時刻に応じて辺の重みを動的に計算する改良ダイクストラ法と,その実行過程で得られるパラメータによって探索範囲を限定した全経路探索を組み合わせることで,このような非実用的な経路の出力を回避する手法を開発した.また,所要時間最短という制約を緩和することで,乗り換え回数,乗り換え時間,徒歩時間の観点から,より実用的と考えられる経路が得られる場合,それらの経路をあわせて探索する手法も開発した.開発した手法を,鳥取市の実際のバスネットワークに適用して,WWWを介して利用できるバス経路探索システムを構築し,公開実験による有効性確認を経て,鳥取県のバス会社,鳥取商工会議所,中国運輸局鳥取運輸支局等の協力により運用を開始した.
ファイル BibTeX PDF