英語タイトル | Development of Video Camera with Face Area Extraction Function |
---|---|
日本語タイトル | 顔領域抽出機能を備えたビデオカメラの開発 |
著者 | |
論文誌 | Information Technology Letters / 情報科学技術レターズ |
巻 | 3 |
号 | |
ページ | pp. 47-50 |
出版年 | 2004年7月 |
概要 | 顔画像処理の最も基本的な処理として,任意の画像中から顔領域を抽出したり,それを追跡することが挙げられる.実際にヒューマンインターフェースなどでの利用を考えると,カメラなどのハードウェア側に顔領域抽出や追跡の機能を持たせるということも一つの有効な手段として考えられる.そこで本研究ではビデオカメラからの入力画像から顔領域抽出の処理を行うことができるハードウェア装置の開発を目指している.ハードウェア化することによって,顔画像処理のためのシステムを小型化することが可能になり,システム全体としての処理速度の向上も期待できる.顔領域の抽出方法にはカメラからの入力画像に対して,あらかじめ用意した顔画像のテンプレートと比較し,類似した領域を抽出するテンプレートマッチングを用いている.また探索方法には大域的な探索と局所的な探索が可能な遺伝的アルゴリズムを使用しており,入力画像内の端から全領域を比較するよりも効率よく解を得ることができると考えられる. 顔領域抽出機能を備えたハードウェア装置が実現すると,発話者の様子と会場全体の様子という2種類の映像をモニタに表示することが可能となり,会場の雰囲気のより詳細な情報を得ることが期待できる. 本稿では顏領域抽出アルゴリズムのFPGA上への実装とその動作について報告する. |
ファイル | BibTeX PDF |